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コピペチェックツール8選と、よくあるコピペ原因・対処法を解説 |2023年11月18日

コピペチェックツールとは

コピペチェックツールとは、WEB上にあるページや、手元にある文書のテキストに、コピー&ペースト等で作成された複製がないかをチェックするツールです。
特に無断複製や転載などの著作権侵害を発見する用途に使われます。

コピペチェックツールには、定番の「コピペリン」のほか、いくつかのツール(コピペチェッカー)が知られています。

その他のコピペチェッカーには、「CopyContentDetector」「コピペルナー」「chiyo-co」「コンテンツドクター」「こぴらん」「sujiko.jp」などがあります。

無料のツールもいくつかありますが、一度にチェックできる文字数などに制限があり、文章の一部分をコピペしてネット検索にかけるというものです。
何回にも分けてチェックするなど、いちいち作業量が膨大になるため、日常業務として行うには機能不足かもしれません。

そこで、日常的に業務でコピペチェックを行う場合、あるいは大量のコピペチェックを行う場合に必要な機能面から、おすすめ順にコピペチェックツールを紹介しています。

ツールの使い分けとしては、担当する業務内容や、チェックする量にもよります。
日常業務でコンテンツ制作を行う編集者ライターなどで有料の高機能ツールを使い、副業ライターなどは無料でまずは試して使うといった方法をおすすめします。

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コピペチェックの重要性が増している背景

特に企業がオウンドメディアなどの執筆をWEBライターに依頼することも増え、さらに生成AIツールが普及してきたことを背景に、コピペチェックツールの重要性が高まっています。

重複コンテンツ、オリジナルな要素が少ないコンテンツは、SEOの面からも質が低く不利になるでしょう。

コピペチェックの結果、「コピペの疑い」などをツールが発見する原因として、よくあるものは次の通りです。

正当な引用など、チェックに引っかかっても問題ないこともあります。

しかし、特にライターが無断で第三者の著作物をコピペ、複製してしまったのに気づかずに、WEB上に公開してしまうと問題です。
著作権侵害の責任はライターだけでなく、公開したWEBサイト運営者にも及ぶと考えなければなりません。

コピペチェックツールおすすめの用途・利用目的

コピペチェックツールの用途利用目的には次のものがあります。

コピペコンテンツの排除・比較・修正

自社あるいは外注で執筆された記事などの文章が、他サイトのコピペなどの第三者の著作権を侵害していないかどうかのチェックがあります。
他人の著作権侵害は法的な問題になるだけでなく、低品質なコンテンツとして、SEO面でも著しく不利になるでしょう。

AIツールの生成文章チェック

文章作成のために生成AIツールを使用することもあるかもしれません。
しかしAIの性質上、ゼロから文章を生み出すわけではなく、既存の文章の学習を通じて生成された文章には、事実の誤りだけでなく、明らかにコピペと思われる箇所が意外に多く発生します。
コピペチェック、修正、リライトは必須の作業であるといえます。

学生の論文・レポートや、社員のレポートなどのコピペチェック判定

論文やレポートについても、ツールによっては、何かのコピペではないかどうかのチェックが可能です。
文字数制限のない高機能なツールであれば、ファイルの文章のコピペチェックが可能です。

自社サイトの重複コンテンツの比較・発見

URL指定で類似文章の判定ができるツールの場合には、自社サイトの重複コンテンツを発見し、修正や、ページの統合などを検討し、SEO対策をすることができます。

第三者による著作権侵害の発見・該当箇所の比較

自身のWEBサイトなどの文章を、第三者がコピペしていないかどうか、著作権侵害されていないかどうかの調査に使用することができます。
自分のWEBサイトの文章をチェックして、コピペの可能性が高いと判定された場合には、実際にはその他人のWEBサイトこそがコピペである可能性があるためです。

コピペチェックツールの仕組み

ツールによりさまざまな方式がありますが、無料ツールなどの簡易な方式のものでは、チェックする文章をいくつかの短い文節に区切り、その文をgoogleなどで検索する方式を採用しています。
WEB上に似た文章がないかどうかをチェックできます。

高機能、多機能な有料ツールでは、完全一致のコピーの疑いが高いもののほか、一致する文字の割合の判定や、連続して一致している部分が多くある検索結果の抽出、文節ごとの文字一致率など、さまざまな仕組みでの検索と判定をする機能があります。
有料といっても月額500円前後からああるため、気軽に使えます。
多彩な判定方法を採用したコピペチェックツールであれば、完全コピペではなく、複製後にリライトした文章などを発見することもできます。

コピペチェックツールを選ぶには、各ツールの機能用途使用目的によって、コピーコンテンツを発見でき、作業が効率化できるものを選ぶことが大切です。


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コピペチェックツール


■このページの著者:金原 正道
■最終更新日 2023-12-03 last update

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