コピペチェックツール8選と、よくあるコピペ原因・対処法を解説 |2023年11月18日
コピペチェックツールとは
コピペチェックツールとは、WEB上にあるページや、手元にある文書のテキストに、コピー&ペースト等で作成された複製がないかをチェックするツールです。
特に無断複製や転載などの著作権侵害を発見する用途に使われます。
コピペチェックツールには、定番の「コピペリン」のほか、いくつかのツール(コピペチェッカー)が知られています。
その他のコピペチェッカーには、「CopyContentDetector」、「コピペルナー」、「chiyo-co」、「コンテンツドクター」、「こぴらん」、「sujiko.jp」などがあります。
無料のツールもいくつかありますが、一度にチェックできる文字数などに制限があり、文章の一部分をコピペしてネット検索にかけるというものです。
何回にも分けてチェックするなど、いちいち作業量が膨大になるため、日常業務として行うには機能不足かもしれません。
そこで、日常的に業務でコピペチェックを行う場合、あるいは大量のコピペチェックを行う場合に必要な機能面から、おすすめ順にコピペチェックツールを紹介しています。
比較を行った基準
筆者は個人事業者・フリーランス
自分で記事作成、WEB編集まで行い、おおむね月に5~10記事程度、5000文字前後から長くて10000文字程度までの記事を作成。
業務の効率化が必要な一方で、コスト重視の観点から比較を行いました。
ツールの使い分けとしては、担当する業務内容や、チェックする量にもよります。
日常業務でコンテンツ制作を行う編集者、ライターなどで有料の高機能ツールを使い、副業ライターなどは無料でまずは試して使うといった方法をおすすめします。
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コピペチェックの重要性が増している背景
特に企業がオウンドメディアなどの執筆をWEBライターに依頼することも増え、さらに生成AIツールが普及してきたことを背景に、コピペチェックツールの重要性が高まっています。
重複コンテンツ、オリジナルな要素が少ないコンテンツは、SEOの面からも質が低く不利になるでしょう。
コピペチェックの結果、「コピペの疑い」などをツールが発見する原因として、よくあるものは次の通りです。
- ・WEBライターなどが安直に文章を執筆・作成してしまった場合
- ・AIツールが生成した文章をチェックせずに使用してしまった場合
- ・正当な引用がある場合
- ・複数の記事で似たようなトピックやコンテンツブロックがある場合
- ・既存の記事のリライトで、リライト前の文章がWEB上にある場合
- ・第三者が正当な引用をしていた場合
- ・第三者が無断で転載・著作権侵害をしていた場合
正当な引用など、チェックに引っかかっても問題ないこともあります。
しかし、特にライターが無断で第三者の著作物をコピペ、複製してしまったのに気づかずに、WEB上に公開してしまうと問題です。
著作権侵害の責任はライターだけでなく、公開したWEBサイト運営者にも及ぶと考えなければなりません。
コピペチェックツールおすすめの用途・利用目的
コピペチェックツールの用途、利用目的には次のものがあります。
コピペコンテンツの排除・比較・修正
自社あるいは外注で執筆された記事などの文章が、他サイトのコピペなどの第三者の著作権を侵害していないかどうかのチェックがあります。
他人の著作権侵害は法的な問題になるだけでなく、低品質なコンテンツとして、SEO面でも著しく不利になるでしょう。
AIツールの生成文章チェック
文章作成のために生成AIツールを使用することもあるかもしれません。
しかしAIの性質上、ゼロから文章を生み出すわけではなく、既存の文章の学習を通じて生成された文章には、事実の誤りだけでなく、明らかにコピペと思われる箇所が意外に多く発生します。
コピペチェック、修正、リライトは必須の作業であるといえます。
学生の論文・レポートや、社員のレポートなどのコピペチェック判定
論文やレポートについても、ツールによっては、何かのコピペではないかどうかのチェックが可能です。
文字数制限のない高機能なツールであれば、ファイルの文章のコピペチェックが可能です。
自社サイトの重複コンテンツの比較・発見
URL指定で類似文章の判定ができるツールの場合には、自社サイトの重複コンテンツを発見し、修正や、ページの統合などを検討し、SEO対策をすることができます。
第三者による著作権侵害の発見・該当箇所の比較
自身のWEBサイトなどの文章を、第三者がコピペしていないかどうか、著作権侵害されていないかどうかの調査に使用することができます。
自分のWEBサイトの文章をチェックして、コピペの可能性が高いと判定された場合には、実際にはその他人のWEBサイトこそがコピペである可能性があるためです。
コピペチェックツールの仕組み
ツールによりさまざまな方式がありますが、無料ツールなどの簡易な方式のものでは、チェックする文章をいくつかの短い文節に区切り、その文をgoogleなどで検索する方式を採用しています。
WEB上に似た文章がないかどうかをチェックできます。
高機能、多機能な有料ツールでは、完全一致のコピーの疑いが高いもののほか、一致する文字の割合の判定や、連続して一致している部分が多くある検索結果の抽出、文節ごとの文字一致率など、さまざまな仕組みでの検索と判定をする機能があります。
有料といっても月額500円前後からああるため、気軽に使えます。
多彩な判定方法を採用したコピペチェックツールであれば、完全コピペではなく、複製後にリライトした文章などを発見することもできます。
コピペチェックツールを選ぶには、各ツールの機能や用途、使用目的によって、コピーコンテンツを発見でき、作業が効率化できるものを選ぶことが大切です。
コピペチェックツール「コピペリン」(月額500円) |2023年11月19日
月額550円、年間で6,600円(税込)で、記事数の制限なし、文字数の制限なしの、コスパ最高のコピペチェックツールです。
無料ツールにはない高機能なツールのため、業務で日常的に使用するのに向いており、コピペチェック業務を効率化できます。
「コピペリン」の特徴
チェックしたい対象ファイルを選択し、自動で分節ごとに対象ファイルの文章を区切るなどして、ウェブ上のコンテンツからコピペの有無を判定できます。
記事を完全自動で、インターネットに公開されている他のWEBサイトにある記事のコピペではないかどうかを、記事の細かい文節ごとに分析します。
また、ファイル間の記事どうしでも、コピペがされているかどうかを完全自動でチェックします。
テキストだけではなく、CSVファイル(縦方向、横方向の両方対応)、Word・Excelファイル、URL指定の読み込みにも対応しているので、他のツールではできないコピペチェックが可能です。
導入ユーザー数が5000以上というのも、業務に使用できる機能を備えているためであるとわかります。
このようなときに
記事作成を外注しているが、コピペしていないかどうか、不安を感じる。
過去にGoogleなどから類似コンテンツとしてペナルティを受けたことがある。
大量の記事を依頼した時に、記事どうしのコピペがされていることに、後で気づいた。
コピペリンの機能
コピペの判定基準として、下記の観点からのチェックが行われます。
完全コピー完全一致
完全一致を発見するため、コピペの確実性が高いものを見つけます。
使用文字一致文字数
一致する文字の割合を判定することにより、偶然にしては不自然な類似コンテンツを発見します。
複数のサイトからの流用や、程度の低いリライトなど、一部を改変したり編集したりしていても、一致している文字が多くあるものを発見します。
照合文章一致率
検索でヒットした検索結果を母数とした時に把握できる文章一致率から、連続して一致している文章部分が多くあるものを発見します。
判定文章一致率
検索でヒットしたサイトと、検索を掛けた文節を分子にした場合に把握できる文字一致率から、程度の低いリライトなどの、一部を改変したり編集したりしている文章ても、一致している文節が多くあるものを発見します。
- 機能1:文章ごとにチェック
- 機能2:怪しい部分は赤くアラート
- 機能3:完全コピー文字は下線で表示
- 機能4:あいまい連続一致の文字チェックは赤文字で表示
- 機能5:照合文章一致率をグラフ(%)表示
- 機能6:判定文章一致率をグラフ(%)表示
- 機能7:どこが問題かをすぐにチェックが可能
- 機能8:レポート出力機能
- 機能9:テキスト貼り付け機能
- 機能10:除外URLの設定が可能
- 機能11:読み込みファイル数の表示
- 機能12:文字コード
- 機能13:設定条件の保存機能
- 機能14:指定URLの読み込み
- 機能15:さまざまなファイルが読み込み可能
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「コピぺリン」のおすすめ用途
月額料金が550円と有料ツールでは最安値クラスでありながら、多機能・高機能であるため、次の用途に向いているといえるでしょう。
第三者による無断コピペ・転載等の著作権侵害対策
類似・酷似するページの発見・該当箇所の比較
生成AIによる文章・WEBライターの文章のコピペチェック判定
学生の論文・社員のレポートなどのコピペチェック判定・該当箇所の比較
自社サイトの重複コンテンツの発見・該当箇所の比較
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コピペチェックツールのおすすめ利用方法をわかりやすく簡単に、動画で解説
関連ページ:
コピペチェックツール「CopyContentDetector」(個人向け月額300円/1,000円/6,000円・無料プランあり) |2023年11月19日
CopyContentDetectorは無料からの利用ができるコピペチェックツール(コピペチェッカー)です。
コピーチェックしたい文章を【文章を登録】に貼り付けて、[チェックする]ボタンを押すだけの簡単な操作でチェックが実行されます。
無料の場合、コピーチェック実行回数制限はありませんが、一回のチェックで行える文字数に制限(4000文字まで)があります。
文字数が多いと作業が煩雑になるため、継続的に執筆、コンテンツ作成作業を行う場合、制限文字数が大きい有料プラン(8,000文字で月額300円~)がおすすめです。
CopyContentDetectorの料金
優良プランは、月額300円で10記事または10,000文字/月まで、月額1,000円で50記事または40,000文字/月まで、月額6,000円で200生地または160,000文字/月となっています。
文字数から見れば1,000円プランくらいはほしいところです。
CopyContentDetectorの利用方法
1回のチェック操作で次の3つの判定結果がわかります。
類似度判定
類似度判定とは、WEB上のコピペチェック(類似度)の判定結果です。
類似度とは、WEB上のコピペチェックでの類似度が高い文章の割合で、類似度が高い文章がどれだけの割合で混ざっているかが確認できます。
チェック結果は、【コピーの疑い】【要注意】【良好】の3段階で判定されます。
一致率判定
一致率判定とは、WEB上のコピペチェック(一致率)の判定結果です。
一致率とは、WEB上のコピペチェックでの一致率の割合で、単純に文章の文字列がどれだけ一致しているかが確認できます。
チェック結果は、【コピーの疑い】【要注意】【良好】の3段階で判定されます。
テキスト判定
テキスト判定とは、テキスト間のコピペチェック(テキスト類似度)の判定結果です。テキスト類似度とは、いままでチェックした文章と比較を行い、類似テキスト間のコピペチェックでの一致率です。
チェック結果は、【コピーの疑い】【要注意】【良好】の3段階で判定されます。
CopyContentDetectorの利用方法
1.文章を登録する
コピーチェックしたい文章を【文章を登録】に貼り付けて[チェックする]ボタンを押します。【CSV一括登録】、【テキスト一括登録】から文章一括登録も可能です。コピペチェック文字数は25文字から4,000文字です。有料プランは8,000文字になります。
コピーチェック実行回数制限はありません。
2.調査を待つ
しばらくするとコピペチェックが始まります。コピペチェックが完了すると完了通知が表示されます。しばらくお待ち下さい。
3.確認する
ブラウザのページ再読込をして、コピペチェック結果を確認してください。【コピペチェック結果】からコピペチェック結果が確認できます。
コピーチェックに遅延が発生し、完了結果が表示されず、確認できませんでした。(2022/6/22)
その後、8月になって利用し、何度か利用できました。
CopyContentDetector 2β版
CopyContentDetector 2β版は無料のコピペチェックツールです。
機能追加&有料プランの準備中となっています。
1 文章を貼り付けてボタンを押す
コピーチェックしたい文章を貼り付けて[チェックする]ボタンを押します。
コピペチェック文字数は25文字から文字です。コピーチェック実行回数制限はありません。
2 結果を待つ
しばらくするとチェックが始まります。チェックが完了すると完了通知が表示されます。混雑状況によってチェック時間が前後します。
3 確認する
【チェック結果を確認ボタン】を押して結果を確認してください。チェック結果は無料プラン、有料プランに関わらず10日間経過すると、自動で削除されます。
「CopyContentDetector」のおすすめ用途
CopyContentDetectorは、次の用途に向いているといえます。
第三者による無断コピペ・転載等の著作権侵害対策
類似・酷似するページの発見・該当箇所の比較
生成AIによる文章・WEBライターの文章のコピペチェック判定
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コピペルナー(月額2000円~) |2023年11月25日
コピペルナーは、次の方のみへの販売です。
・教育機関の教職員の方
・法人で購入の方
http://www.ank.co.jp/works/products/copypelna/
コピペルナーは、コピペ判定支援ソフトです。
レポートや論文などの文書ファイルと、インターネット上や「J-STAGE」上の文章、また文献集や過去レポートなどの文書ファイルとのコピペチェックが可能です。
一括コピペチェックが可能
コピペ判定対象レポート(文書ファイル)を、インターネット上や「J-STAGE」上の文章、文献集や過去レポートなどの文書ファイルとコピペチェックを行います。
また、コピペ判定対象ファイル同士とのコピペチェックも行います。
一括コピペチェックが可能で、完全一致はもちろん、語尾のゆらぎ(変化)も一致とみなす、あいまい一致によるコピペも検出します。
判定範囲
インターネット(Google APIを使用)
J-STAGE(J-STAGE APIを使用) 新機能
文献集
過去レポート
指定されたレポート同士
※「J-STAGE」は、国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST) が構築した、日本の科学技術情報の電子ジャーナル出版を推進するプラットフォームで、4百万件以上の論文および2,000誌以上のジャーナルが公開されています。
直感的な判定結果
判定結果には、判定レポート(判定ファイル)のコピペ割合、インターネットからのコピペ状況、コピペ元の文書ファイルなどを表示します。
コピペと思われる箇所は完全一致・あいまい一致の区別により色分け表示されます。
コピペと思われる箇所は、ハイライト表示されるので、直感的にコピペ状況を把握できます。また、文書間のコピペ状況・相関関係についても表示します。
コピペ判定結果一覧画面
「コピペ判定一覧画面」では、コピペチェック全体の結果を確認することができます。
コピペ割合別の判定レポート数(判定ファイル数)がグラフ表示され、コピペ率の高い判定ファイルからコピペ状況詳細を確認することができます。
判定結果をCSV出力したり、印刷することも可能です。
「コピペルナー」のおすすめ用途
コピペルナーは教育機関向けであるため、次の用途に向いています。
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生成AIによる文章のコピペチェック判定
学生の論文・教職員のレポートなどのコピペチェック判定・該当箇所の比較
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コピペ・剽窃・類似チェックツール「chiyo-co」(月額4,400円~・無料プランあり) |2023年11月25日
chiyo-coは、コピペ・剽窃・他サイトとの文章の類似性を判定するためのコピペチェックツールです。
無断転載などの著作権侵害を発見する、AIが生成した文章から他サイトと酷似したテキストを見つけるなどのコピペチェックや、文章どうしが似ているか否かを判断する類似判定も行います。
chiyo-coの料金
プラン100は、月額\4,400で100回までのチェックができます。
プラン500は、月額\16,500で500回までのチェックができます。
プラン2000は、月額\55,000で2,000回までのチェックが可能です。
無料プランもありますが、月間で10回のコピペチェックまでしかできません。
業務として行うには、有料プランを検討することになるでしょう。
chiyo-coの機能
chiyo-coは、インターネット上を巡回し、コピペ・盗用をチェックできる、インストール不要のクラウド型ツールです。
インターネット上の他者のサイトのコンテンツをもとに、コピペ、パクリ、巧妙なリライトなどを見つける目的で利用できます。
文章どうしの類似度分析
「コピペ」(文章の一致)だけでなく、文章全体や、センテンス、キーフレーズのベクトル比較などにより、当該文章同士が「似ている」かどうかの類似度判定を行います。
グラフィカルで直感的なインターフェース
一致・類似箇所のハイライト表示や、類似度メーター、特徴的な表現(キーフレーズ)のレーダーチャート比較などのさまざまな直感的なユーザーインターフェースで、コピペの疑いのあるコンテンツの判断材料を得られます。
特徴的な表現(キーフレーズ)
文章の持つベクトルを分析し、対象の文章の特徴的なキーフレーズを抽出することで、文章どうしのコンテキストを比較し、コピペの疑いがある文章を発見します。
ローカルファイルも解析可能
PCで作成し保管しているテキストファイル(txt)、Word、Excel、PDFなどローカルファイルも調査できます。
たとえばライターが納品したファイルのチェックなどに利用可能です。
「chiyo-co」のおすすめ用途
chiyo-coは、次の用途に向いているといえるでしょう。
第三者による無断コピペ・転載等の著作権侵害対策
類似・酷似するページの発見・該当箇所の比較
生成AIによる文章・WEBライターの文章のコピペチェック判定
学生の論文・社員のレポートなどのコピペチェック判定・該当箇所の比較
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無料のコピペチェックツールは使える? |2023年11月25日
無料で提供されているコピペチェックツールには、次のものがあります。
無料のため、有料ツールと比較して機能が限られているといったデメリットはありますが、ちょっとした文章をたまにチェックするには使えます。
無料ツールの簡易な方式のものでは、チェックする文章をいくつかの短い文節に区切り、その文をgoogleなどで検索する方式を採用しています。
手作業で検索するよりもはるかに効率的である一方、文字数制限などのために、何回にも分けてチェックしなければならないため手間がかかる面もあります。
コンテンツドクター
SEO会社、ペコプラが作った無料コピペチェックツールが、コンテンツドクターです。
コンテンツドクターのコピペチェックの仕組み
コンテンツドクターのコピペチェックは、登録された文章からいくつかの短い文章に区切り、その文章をgoogleで検索する方式を採用しています。
WEB上に似た文章が無いかチェックを行います。
キーワード出現率チェック
「コピペチェック」の結果画面にて確認できた「キーワード/共起語」のみをチェックすることができます。
作成したコンテンツのキーワードを入力することで、調査結果画面では共起語も合わせて確認することができます。
説明ページ:https://pecopla.net/about-contents-doctor
「コンテンツドクター」のおすすめ用途
コンテンツドクターは、googleを使ったコピペチェックのための検索を効率化するものであるため、次の用途に向いているといえるでしょう。
第三者による無断コピペ・転載等の著作権侵害対策
生成AIによる文章・WEBライターの文章のコピペチェック判定・該当箇所の比較
コピペチェックツール こぴらん
https://copyrun.net/
無料で使える簡易コピペチェックツール「こぴらん」は、フォームに文章をコピペしてチェックをかけるだけで、文章を自動的に文に分解し、その文が他サイトやブログ等で使用されていないかどうかをチェックできます。
コピペチェックツール こぴらんの機能
文章をコピペしてチェックボタンを押すと、文章を文に分解し、その文が、他サイトやブログ等で転載されていないかを確認する為の簡易コピペチェッカーです。
公式サイトにも「あくまで簡易チェッカーなので、詳細にコピペチェックしたい場合はコピペリンをおすすめします」との記載がされています。
一回にチェックできる文章は4000文字までとなっています。
1 入力フォームにリアルタイム文字数カウント機能搭載
2 入力された文章を自動で80文字未満の文に分解
3 コンマ「,」による手動の文区切りも可能
検索結果を見る限り、文章の部分ごとの一致の、ネット検索です。
「こぴらん」のおすすめ用途
こぴらんは、googleを使ったコピペチェックのための検索を効率化するものであるため、次の用途に向いているといえるでしょう。
第三者による無断コピペ・転載等の著作権侵害対策
生成AIによる文章・WEBライターの文章のコピペチェック判定・該当箇所の比較
重複コンテンツ・ミラーサイト・類似ページ判定ツール sujiko.jp
類似サイトチェックツールです。
http://sujiko.jp/
比較する2つのウェブサイトそれぞれのURLを入力し、類似度を判定します。
重複コンテンツ・ミラーサイト・類似ページ判定ツール sujiko.jpの機能
重複/コピーコンテンツ・類似ページ判定
ミラーページかどうかを確認したい2つのURLを入力し、判定すると結果を表示します。
各類似度の値のほかに、簡易的な見解も表示されます。
サイト内類似ページ判定
入力されたサイト内に、ミラーページ・類似ページに該当しそうなページがないか調査します。
判定結果は「激似」「高」「中」「低」の4段階で表示し、判定結果をクリックすると簡易的な見解を表示します。
サイト外類似ページ判定
入力されたURLと似ている可能性があるページを自動的に抽出し、ミラーページ・類似ページに該当しそうかを調査します。
判定結果は「激似」「高」「中」「低」の4段階で表示し判定結果をクリックすると簡易的な見解を表示します。
このツールは利用回数が5回まで制限されており、SEO会社である株式会社ディーボ「お客様登録」でメールアドレスを登録すれば、利用回数無制限、調査件数も最大100件まで増えます。
「sujiko.jp」のおすすめ用途
sujiko.jpは、WEB上の2つのURKを比較して類似度、キーワード出現頻度を判定するものであるため、次の用途に向いているといえるでしょう。
サイト内類似ページの判定・該当箇所の比較
サイト外類似ページの判定・該当箇所の比較
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CopyMonitor(コピーモニター) |2023年11月25日
CopyMonitor(コピーモニター)は、機関や個人で使用できるクラウドサービスです。
著作物を国内及び国際的な学術文書やウェブコンテンツ、そして会員が指定したドキュメントが含まれる、CopyMonitor独自の文書データベースと比較して、文書同士がどれだけ類似しているかを判定します。
ソフトのインストールの必要がなく、登録後すぐに利用可能です。
大学や、学科単位の機関での導入例などが多く、教職員が自身の研究論文のチェックや、学生のレポート、試験の解答などをチェックすることができます。
大学の学部生の利用も含めての導入も可能です。
個人用ライセンスであれば、自身の著作物の類似度チェックなどにも利用できます。
CopyMonitor(コピーモニター)の料金
個人用ライセンス 9,900円(消費税別) / 1文書当たり(1年)
お一人、1アカウントまで 最低10文書から最高50文書まで申込可能
団体用ライセンス 500,000円(消費税別) / 1文書当たり(1年)
20アカウントまで 無制限
教育機関および研究機関限定のサービスになります。
CopyMonitor(コピーモニター)の利用法
チェック範囲、比較範囲などを設定
文書の1:1(1対1)、1:N等、比較対象となる文書ファイルの範囲を設定することができます。
目次や参考文献、引用、出典等をチェック範囲から除外することも可能です。
文書アップロード
ファイルの添付または直接入力で文書をアップロードします。
アップロード可能容量 : 1件100MB, 全体200MB
(txtファイルは2MBまでアップロード可能です。)
対応ファイル様式 : doc(x), ppt(x), xls(x), pdf, txt
類似度チェック
数分以内に類似度チェックの結果の確認ができます。
インターネットに公開されているコンテンツや学術資料、研究機関や学校が保有している文書と比較することが可能です。
結果確認
詳細結果及び結果レポートをダウンロードします。
一般的な表現を認識し、より正確な類似度を確認することができます。
チェック結果は、ダウンロード可能なレポートファイルで提供されます。
数分以内に類似度チェックの結果を確認することができます。
コピペチェックに引っかかってしまった場合のよくある原因と対応方法 |2023年11月25日
コピペチェックでコピペの疑いなどの判定結果が出た場合の対応は、その原因別に次のように考えます。
WEBライターなどが安直に文章を執筆・作成してしまった場合
コピペチェックの対象とした文章の執筆で、よその文章を元に、オリジナルの内容に直さないで安直な記事作成をした場合などに起きがちです。
この場合には、十分にオリジナルな内容に改変するか、コピペの疑いがある部分を削除したうえで、書き直しを行います。
外部のWEBライターなどに発注した場合には、厳重に注意し、責任をもって直しをさせるべきでしょう。
このようなことが再発しないよう、記事作成の規定(レギュレーション)などに明記して、徹底することが必要です。
AIツールが生成した文章をチェックせずに使用してしまった場合
ChatGPTなどの生成AIツールによる文章作成でも、WEB上の文章を一定の文字数程度、そのまま持ってきてしまい文章を生成してしまうことが頻繁にあります。
十分にオリジナルな内容に改変するか、コピペの疑いがある部分を削除したうえで、書き直しを行います。
正当な引用がある場合
コピペチェックの対象とした文章中に、正当な引用として、よそのWEB上にある文章を引用している場合にも、コピペチェックツールに引っかかります。
正当な引用や、著作権フリーの文章、あるいは許諾を得て転載等をした文章については、使用すること自体に問題はありません。
したがって該当箇所の類似度の数字が高くても、そのことは問題ではありません。
ただし、引用等をした部分が「従」であって、他のオリジナルな文章が「主」であること、また必要な範囲に限って引用等をすること、出典や著作者名などを明記することが必要です。
複数の記事で似たようなトピックやコンテンツブロックがある場合
たとえば企業のオウンドメディアなどで、特定の商品やサービスについて、一連の文章などを、毎回、複数の記事中や末尾などに記載する場合があります。
この場合には、部分的に文章の類似度が高くなることには理由があり、問題にすることはありません。
ただし記事ごとに、その内容に合わせて少し変更できるのであれば、SEOの観点からもリライトしたほうがよいでしょう。
また複数の記事間で、共通・類似する部分の割合が大きいと、重複コンテンツと判断されSEOの面から不利となることにも注意が必要です。
既存の記事のリライトで、リライト前の文章がWEB上にある場合
既存の記事がアップされた状態のままで、リライト作業を行った記事のコピペチェックを行う場合に、良く起こります。
リライト前の文章を生かした部分は、類似度や一致度がかなり大きくなるでしょう。
この場合には、部分的に文章の類似度が高くなることには理由があり、問題ではありません。
第三者が正当な引用をしていた場合
WEB上にアップされた記事の文章などを、第三者が正当な引用をして公開していた場合には、元の自分の記事やリライト原稿をチェックしたときに、コピペチェックツールに引っかかります。
第三者が正当な引用など、ルールに則った利用をしているのであれば、問題ありません。
ただし発見した第三者のWEBページにおいて、引用等をした部分が「従」であって、他のオリジナルな文章が「主」であること、また必要な範囲に限って引用等をしていること、出典や著作者名などが明記されていることを確認します。
問題があれば連絡を取って、是正を求めるなどするのがよいでしょう。
第三者が無断で転載・著作権侵害をしていた場合
第三者の利用が正当な引用などではなく、無断転載などの著作権侵害にあたる行為をしているときは、問題です。
たとえば、記事の大半が転載である場合、転載したうえで無断改変等をしている場合、著作者名や出典等の記載がない場合、より悪質なケースではほとんどコピペコンテンツである場合など、著作権あるいは著作者人格権の侵害が強く疑われます。
問題があれば連絡を取って、是正を求めるなどするのがよいでしょう。
悪質な場合には、ファイル保存やスクリーンショットなどをとり、弁理士や弁護士に相談するという方法もあります。
またGoogleなどの検索エンジンに著作権侵害の申し立て等をできるケースがあります。
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■このページの著者:金原 正道
■最終更新日 2023-12-03 last update