フリーランス実態調査 |2021年03月11日
フリーランス実態調査結果(令和2年5月)が、内閣官房日本経済再生総合事務局により公表されています。
2021年現在、多様な働き方や副業、あるいは経済の悪化による失業などから、フリーランスとして仕事をしている人も多くいることと思われます。
調査手法は、Webモニターを用いたインターネット調査、調査対象は15歳以上75歳未満の調査回答者となっています。
また調査時期は、2020年2月10日~3月6日です。
調査結果
フリーランスの年齢構成は、内閣官房では「40代以上のミドル・シニア層が中心であり、全体の7割」と総括しています。
ただ、30代、40代、50代、60代にまんべんなく分布しているように見えます。
フリーランスという働き方をした理由。
自分の仕事のスタイルで働きたいためが6割弱、働く時間や場所を自由にしたいためが約4割、次いで収入を増やすためが3割強、より自分の能力や資格を生かすためが3割弱と続きます。
働き方の満足度はおおむね良好です。
ただし、人間関係や働く場所、時間などの環境、達成感や充実感などで満足している様子がうかがえるものの、収入面での満足度は低いものとなっています。
そのことを如実に示すのが、フリーランスとして働くうえでの障壁についての設問です。
収入が少ない・安定しないが59%を占め圧倒的です。
フリーランスとしての年収は、副業では当然のように低いものの、本業ではまちまちながら、やはり低いケースも目立ちます。
就業時間、就業日数に関してはかなりまちまちで、ひとことで傾向をつかむことはできません。
それでも、今後もフリーランスとして働きたい人の割合は、78%もあり、継続したい意思が強いことが読み取れます。
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■このページの著者:金原 正道