SEO施策の種類・内部SEO対策 |2023年10月24日
SEO内部対策
内部対策は、Webサイトの構造やコンテンツを検索エンジンに適した形に整えることで、検索エンジンからの評価を高める施策です。
キーワード調査とサイトへの適用の設定
個人ブログなどでは書きたい内容、伝えたいコンテンツを掲載するだけでも問題ない場合はあります。
しかし企業サイト、オウンドメディアなどでは、検索エンジン経由の集客などをするために、検索キーワード調査が欠かせません。
検索ボリュームの多いキーワードや、成約・資料請求・問い合わせなどのコンバージョンに結び付きやすいキーワードを調査して、キーワードの種類ごとに分類します。
トップページが検索ボリュームの大きいメインキーワードであるとすれば、その下に複合キーワード、関連キーワードなどのコンテンツを配置することになります。
カテゴリー設定とディレクトリ構造
カテゴリー設計と、それに基づきディレクトリ構造、内部リンクの設定は、内部SEO対策での最重要事項の一つです。
にもかかわらすこの点で対策ができていないサイトが数多くあります。
キーワードをジャンルや検索意図ごとに分類し、適切なカテゴリーを設定します。
100ページ以上のサイトであれば、各カテゴリーごとにサブカテゴリーも設定することがおすすめです。
分類したカテゴリーごとに、それに対応するディレクトリ構造、サブディレクトリ構造を設け、全体としてサイトがツリー構造になることが理想です。
CMSを使えば、パンくずリストなどのリンクを設置して、内部リンクもツリー構造で自動的に挿入されるようにすることができます。
ページのテクニカルSEO
ページごとにhtmlタグなどで、文書構造を最適化し、検索エンジンにそれぞれの部分のテキスト等の意味や重要度を伝えることができます。
文書の構造が明確であれば、ユーザーにもわかりやすいページ内容となります。
メタタグ
メタタグには、次のものがあります。
title
description
keyword
canonical
このうち最重要はタイトルです。
キーワードを含めた自然にページの内容がわかるタイトルを付ける必要があります。
デスクリプションは、検索結果にも表示されることがある説明です。
カノニカルは重複ページ対策の必要があれば、そのページ以外のURLを記述することもできます。
タイトル
メタタグのタイトルは、ブラウザの上部枠や、検索結果のタイトルなどに表示されるものですが、ブラウザのウィンドウ内のページに表示されるタイトルは、h1タグの見出しです。
キーワードを入れる効果がもっとも大きい部分となります。
見出し
ページ内の文章に、h2、h3、h4などで入れる大見出し、中見出し、小見出しです。
キーワード
ページ内の文章にも適切にキーワードを入れますが、過度に気にせずに自然な文章にすることが必要です。
キーワード出現頻度の重要性はかつてより低いものの、重要なキーワードはページ全体に入れること、重複ページと判断されるページがある場合にはキーワードを調整して解決すること、関連キーワードも含めること、などがポイントです。
htmlタグ
head, article,section,footer,nav,aside
などは、ページ内の各コンテンツブロックの意味合いを検索エンジンに伝えるため、重要です。
strong,ul,li
などは、ページ内テキストの意味や役割を伝えるため、適切に使用します。
内部リンク
関連する他の重要ページへのリンクや、ユーザーが興味を持ちそうな他のページ、参照情報がある他のページへのリンクを設置することも、内部SEOの重要な施策です。
サイト運営者・著者
googleの「検索品質評価ガイドライン」では、E-E-A-Tが重要とされています。
Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)を示すために、次の項目をページごとに設定記載するのが効果的です。
著者
ページの著者名、監修者名や、プロフィールページへのリンクを設置します。
更新日付
ページの公開日、更新日付をページ下部などに記述するのもよいでしょう。
構造化データ
サイト、会社や店舗、著者などの情報を、構造化データで検索エンジンに伝えることも有効です。
構造化データには他にも、パンくずリスト、Q&A、よくある質問(FAQ)、商品、イベントなどがあります。
サイトのテクニカルSEO
WEBサイト全体のテクニカル面での設定や機能もSEOには有効です。
モバイルファースト
スマホなどのモバイルに適合したページを作成しましょう。
レスポンシブ
PC、タブレット、スマホそれぞれに最適な表示を同一ページで実現するレスポンシブ・デザインは必須です。
表示速度
画像の軽量化、画像やiframeの遅延読み込みなどを行い、ページの表示速度が遅くならないような施策を行います。
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■このページの著者:金原 正道