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雑誌中の論文 *1-copyright-jp

雑誌中の論文 *1 |2019年12月08日

*1 出典:科学技術振興機構(JST)「参考文献の役割と書き方 科学技術情報流通基準(SIST)の活用」9ページ
https://jipsti.jst.go.jp/sist/pdf/SIST_booklet2011.pdf
© 2011 JST(科学技術推進機構)





著者名. 論文名. 誌名. 出版年, 巻数, 号数, はじめのページ-おわりのページ.


(例1) 和文誌

松原茂樹, 加藤芳秀, 江川誠二. 英文作成支援ツールとしての用例
文検索システムESCORT. 情報管理. 2008, vol. 51, no. 4, p. 251-259.

① 出版年は西暦で記述します。
② 巻・号は Vol. 51, No. 4と大文字で始めることもあります。



(例2) 特集記事の場合

岩坂泰信. 特集, 東アジア環境共生系: 黄砂は何を運んでくるのか.科学. 2008, vol. 78, no. 7, p. 729-735.

①「東アジア環境共生系」という特集の中の「黄砂は何を運んでくるのか」という論文の引用です。



(例3) 年次報告書(欧文)

Foster, Jonathan. Collaborative information seeking and
retrieval. Annual Review of Information Science and
Technology. 2006, vol. 40, p. 329-356.

① この資料は国際標準逐次刊行物番号(ISSN)と国際標準図書番号 (ISBN)の両方をもつハードカバーの年刊レビューです。ここでは逐次刊行物(雑誌)の扱いで、記述しました。



(例4) 欧文誌

Lee, Jeffrey E.; Fusco, Marnie L.; Hessell, Ann J. et al. Structure of the Ebola virus glycoprotein bound to an antibody from a human survivor. Nature. 2008, vol. 454, no. 7201, p. 177-182.

① 複数の欧文著者名はセミコロン(;)で区切ります。複数著者で他の著者を省略したので、その他の意味の「 et al.」が付いています。
② 巻・号は Vol. 454, No. 7201と大文字で始めることもあります。
③ 巻・号・ページは、「・・・, 454 (7201), 177-182.」のように、号数を括弧で囲んで、簡略に記述することもできます。
④ Nature誌にはDOI ( Digital Object Identifier)が記述されていました。
この凡例には書いてありませんが、ページの後にDOIを記述して、「 ・・・ , p. 177-182, doi:10.1038/nature07082.」とすると、より詳細な引用法になります。DOIが分かると、国際DOI財団のウェブサイト( http://www.doi.org/)から電子化された論文(記事)にアクセスできます。


参考文献の役割と書き方(PDF) 科学技術情報流通技術基準(SIST)-科学技術振興機構
参考文献の書き方 SIST02-2007(PDF) 科学技術情報流通技術基準(SIST)-科学技術振興機構


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■このページの著者:金原 正道

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