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参考文献の役割 |2019年12月09日

参考文献の役割にはいろいろありますが、主として下記があげられます。

自身の論文の新規性、独創性、信頼性の明確化
先行する著者(先人・先輩)に対する敬意
出典の明示
読者に対する情報提供

したがって、参考文献の記載をするには、参考文献を読者も閲覧できるように、十分に正確な文献情報(書誌要素)を示すことが求められます。

参考文献・引用文献を明示する記載場所は、参照・引用等を行った箇所のすぐ後や、当該ページの欄外などに記載する方法のほか、各章の末尾にまとめて記載したり、論文や書籍全体の巻末にまとめて記載したりという方法があります。
いずれの場合にも、読者の便宜と、出所を明示する目的にもっとも合致したわかりやすい方法を採用することが必要です。

参考文献の文献情報の記述が不十分であると、参考文献の原文を探し当てることができなかったり、どこに文献情報の記載があるのか見つけるのが難しかったりということになってしまうおそれがあります。
これでは読者にも、参考文献著者にも失礼です。

科学技術情報流通技術基準(SIST:Standards for Information of Science and Technology)では、参考文献を記載するための標準を指針として策定し公表しています。
雑誌や出版社などによっては独自の記載方法を定めているところもあり、SISTもあくまでも指針ですので、これと異なる記載方法でもよいですが、著者名、発行者名、文献標題など、記載すべき項目には基本的に違いはありません。
 


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■このページの著者:金原 正道

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