引用文献・参考文献と本文との関連付け |2020年02月06日
引用文献・参考文献と本文との関連付けの方式には、大きく分けてバンクーバー方式とハーバード方式とがあります。
バンクーバー方式
バンクーバー方式 (Vancouver referencing system) は論文での出典の示し方です。
参考文献と本文を引用順の文献番号で関連付け、参考文献の列挙を引用順に行うため、引用順方式ともいいます。
本文では、文献番号は算用数字を用い、 出典を示すべき記述の直後に、丸かっこ (1) 、かぎかっこ [1] 、上付き文字等にした文献番号を置きます。
参考文献の欄では、本文に対応した文献番号順(本文での引用順)に参考文献を列挙し、書誌を記載します。
ハーバード方式
ハーバード方式 (Harvard referencing system) は、論文で引用した引用文献や、参考文献の出典を、著者の姓と発行年に基づき記載する方法です。
著者名・発行年方式 (author-date referencing system[2])、挿入方式 (parenthetical referencing system) ともいいます。
引用文献、参考文献の書誌を、論文末尾にまとめて列挙します。
列挙する順序は、著者姓と発行年の昇順とし、本文での言及を著者姓と発行年のみで行う方式です。
参考文献を列挙する章は、「参考文献」 (References)、「文献目録」 (Bibliography)、「参照文献」、「引用文献」のように題します。
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■このページの著者:金原 正道